豊富温泉 ふれあいセンター
2012.08.11



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日本の最北端、稚内から南へ40km程度の場所にある豊富町の温泉街。
この地域の源泉は特に皮膚疾患によく効くと有名で全国からさまざまな皮膚疾患の方々が湯治目的で訪れます。
豊富温泉は「アトピー患者の聖地」とも呼ばれるほど、皮膚疾患療養に有名な地です。
この地域はどこも安定した良質な源泉を使用しており、今回訪問した「ふれあいセンター」もその中の1つです。
この温泉は、当ブログの読者様のおすすめということもあり、以前から興味がある温泉でした。
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入浴料は1人500円。
館内に入るとすぐ、石油の香りがします。
ここの源泉特有のアブラ臭です。

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温泉は2か所あり、手前側の方は温めでゆっくり入れる温度に設定されています。
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この温めの湯船はアトピー等の皮膚疾患療養目的にされたもの。


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脱衣場から風呂場へ行くと、さらに強いアブラ臭が。
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写真ではわかりにくいかもしれませんが、お湯の表面には油が浮いているのがわかります。

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ここの源泉は温度が低い(32.8℃)ため、一度加温して掛け流しされています。
とても濃いお湯で、黄色の湯の華が大量に混じっています。
油も見た目は表面だけに浮いているように見えますが、湯に浸かると背中や足まで全身に油がまとわりつきます。

この皮膚疾患療養用の湯船には多い時で10名ほどの方がいたように思えます。
ここの近くに宿泊してここに通い、皮膚疾患の療養に訪れている方が多いようです。
毎日顔を合わせるためかみなさん仲良くなり、友達のように楽しく会話を続けているのが印象的です。

Aさん : B君、いつ帰るんだった?
Bさん : 今日の5時です!
Aさん : そっかぁ。宿取れなかったんだっけ?
Bさん : いつもこの時期、駅前の方なら取れるのに今年は空いてなかったんですよね~。
Aさん : 次はいつ来るの~?
Cさん : 今年はどこも一杯ですよねぇ~。

このような雰囲気でして、「ふれあいセンター」という名前に相応した素晴らしい憩いの場になっているようです。


奥の一般用の湯船も混み合っていました。
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こちらはやや熱め。
湯治用の方もそうですが、湯に油を含んでいるため足元に注意です。
ちょっと気を抜けば滑って転んでしまいます。

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こちらも十分に濃いお湯。

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ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
美肌の湯として適した泉質です。

皮膚疾患に効く・効かないは人それぞれでしょうが、個人的な印象としては「効く」と思います 。
1度入っただけで次の日でも肌の調子がとても良い状態です。
皮膚の弱い方、ぜひ1度試してみていただきたいです。


個人的評価
★★★★★


豊富温泉 ふれあいセンター
北海道天塩郡豊富町字温泉
0162-82-1777
日帰り入浴のみ 500円
営業時間 8:30~21:00