北京飯店 (虎杖浜温泉) 【閉館しました】
2012.09.02



008
温泉のブログなのに中華屋さんのようなタイトル・・・。
確かにここは中華料理店です。
料理屋さんですが、温泉もあるという一風変わった特色を持つお店です。
温泉料金は無料。ただし、1人890円以上の食事をすること。
そして、完全予約制になっています。
湯船が1つしかないため予約で貸切風呂になるということです。

さて、この風変わりな中華料理店の温泉に浸かるべく営業時間前の(営業は11時から)10時30分くらいに電話で予約しました。

温泉女 : 「すみませーん、今日のお昼12時くらいに食事とお風呂の予約をしたいのですがいいですか~?」
店主のオッサン : 「あぁ!?営業11時からなんだよなぁ!」 (予約の電話も11時過ぎてからにして欲しかったのかもしれない)
店主のオッサン : 「何時!?何人!?」
温泉女 : 「2人・・・昼12時くらいに着きます・・・。」
店主のオッサン : 「わかったよ!」

このような横暴な言われ方だったので行かない方が身のためかとも考えましたが、行くという約束をしたため約束を破棄するのは失礼だと思い、札幌から車で高速を走りました。

車のNAVIで位置を特定し、国道36号線沿いにある民宿500マイルよりちょっと苫小牧側にある北京飯店へ到着。
この佇まいを見て、また入店することを躊躇する・・・。
IMG_1022
うーん。ボロい・・・。
まぁ、予約したのだから入ろう・・・。

入ると昼時真っ只中なのにお客さんはゼロ。
012
薄暗い雰囲気の中、中年の女性が奥から出てきて対応してくれた。

女性店員 : 「電話くれた人~?」
温泉女 : 「はい。そうです。」
女性店員 : 「お風呂入るのはルールがあって、入口のところに貼り紙してるからそっち行って見てきて。」
温泉女 : 「はい・・・。」
013
怖い雰囲気しか感じ取れない電話対応とここでの接客からは似付かない、柔らかい感じを醸し出しているPOP調の字体。
とりあえず意味はわかった。
1人890円以上ね。了解しましたー。
それにしてもこのようなお店で890円となるとかなり食べなきゃいけないなぁ・・・。
と思いつつ席に着くが、メニューに目をやると、そのような不安は悪い意味で払拭された。
011
010
ラーメンとミニチャーハンのセットが1,100円。
冷やし中華900円。

うーむ・・・。普通のラーメン屋くらいの価格かと思っていたが、お風呂代上乗せの料金なのかなぁ・・・。
食事だけで帰る人がもしいたら、絶対に高いと思うレベルだろう。
注文は、五目ラーメンとミニチャーハンのセット(1,100円)。それと麻婆飯(900円)。
2名で行ったのでこれでお風呂に入る条件はクリアです。
蜀咏悄
麻婆飯。北京飯店というだけあって、もちろん四川風の味はしない。
というか、麻婆の味がしない。
食事は極力残さないように努力する温泉女だが、残念ながらこれは半分は残してしまった・・・。

015
五目麺とミニチャーハンセット。
出てきた時に、ジンギスカンの香りがした。
冷凍の丸く成形された味付けされていないマトン、わかるかな~?それを焼いた時の香りなんです。
ラーメンの上にマトンが!?
さっそく食す・・・・。 いや、、、、豚肉だ・・・。
こちらも残念ながらの結果でして、チャーハンはパラパラしていないが味の素と塩の味というダメージを受けない味付けだったので2人で分けて食べて昼食は終了とした。
いろいろな意味で何かが違う・・・。まぁ、とりあえず食事が目当てではないので諦めよう・・・。

食事を済ませたところで会計(2,000円ちょうど)をして、お風呂へ向かう。
お風呂は奥の階段を地下に降りたところにあるということだ。
階段を下りると・・・
016
ここです。お目当ての温泉は。

017
簡易的な脱衣場で脱ぎまして、

018
温泉へ。
3人~4人くらい入れそうな湯船。
家族風呂のような雰囲気です。

020
お湯は蛇口に取り付けられたホース部分から常時流れていて、お店の方からは止めないで掛け流しのままにしておいてくれと言われている。
入ってみると温度はちょうど良い。
肌の毛穴には新鮮な温泉特有の泡がまとわりつき、アルカリ泉のためトロリとした感触があります。
この辺りの他の温泉より泡の付きが良いのではないかと思います。
お風呂に入った肌から感じる感触もとても気持ち良く、とてもいい湯でした。
019
ぜひまた入りたい!!
けど・・・食事は・・・。
そして、予約の電話をするのが嫌だ・・・。
だからもう行かないと思います。残念ですが。

最後、出るときに、
「とてもいいお湯でした!ありがとうございました!」と言ったら、
店主さんがいい笑顔で送り出してくれたのが何よりの救いです。
決して悪い人ではないと思います。
たまたま予約電話のタイミングが良くなかったのかもしれませんし、
そして料理はたまたま好みじゃなかったのかもしれません。
お湯は本当に素晴らしいお湯ですよー。


個人的評価
★★


北京飯店
北海道白老郡白老町竹浦122-3
0144-87-2871
11:00~23:00営業
休業日は不定休
温泉は無料だが、1人890円以上の食事をしなければいけない。
要予約