オソウシ温泉 鹿乃湯荘
2012.12.10



鹿乃湯荘は新得町の山奥にある一軒宿。
新得町に入ってからの山道はかなり長く、本当にこの道でいいのだろうか?? と、何度も自問自答しながら車を走らせた。
089
山の一本道を程長く走り抜けたところでやっと鹿乃湯荘の看板が。
090
日も暮れかけてきており、こんなところで迷ったら一溜りもない場所です。

094
日帰り入浴は600。宿泊は1泊2食で8,000円~ となっているようです。
券売機で入浴券を買おうとしたところ、管理人さんが千円札を受け取ってくださり、
券売機での清算をやっていただけました。
券売機をお客さんにやらせず、目の前で券を買ってお釣りを手渡しする。
この券売機での清算システムが作られている以上はこれで正確に清算しなければならないのは当然だが、
これを先方側でやっていただいてお釣りを手渡しするという細かい心遣いがありがたいです。

お風呂は入って右手奥。
095
お風呂は男女別になっており、内湯は別浴。
露天風呂は半混浴(加温)のものと、混浴の源泉風呂(加温していないので温度が低い)がある。
096
男湯。
左の湯船は強アルカリ硫黄泉で、28℃の源泉を加温して湯船に注いでいる。
右の小さな湯船は加温せず源泉そのままの掛け流し。
右のお風呂と左のお風呂、交互に入るのも気持ち良いかもしれませんね。
099098

強アルカリの硫黄泉。強い硫黄の香りが充満している。

097
洗い場。

__
女湯。

さて、お次は大好きな露天風呂。
100
露天風呂への道先を見ると、湯船が見える。
しかし、その道には大量の雪が・・・。
鹿の谷でこんな光景見たなぁ~・・・。行ったはいいけど、お風呂は冷たかったんだよなぁ~・・・。
まぁ、大丈夫でしょう。行ってみよう!
102
素足で、膝近くまで埋まる雪の中を勢いよく湯船まで走る!
よし、着いた!!
お湯に入る!!
ザッバ~~ン!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内湯まで大至急逃げろーーーーー!!!!

凍え死にます。
全裸で、しかも裸足で、深い雪の中をブルブル震えながら走って行き、
やっと辿り着いた熱い湯船が・・・・また水でした・・・。
寒中水泳大会に出たいわけではありません。温かい温泉に浸かりたいのです。
ガクガク震えながら内湯へ戻り、温まったところで考え直してみた。

・ 露天風呂は2つある。
・ 手前の半混浴が加温されていて、奥の混浴源泉風呂が低温の源泉のままだったはず。
・ もしかして、手前の湯船が低温で、奥が加温されている?? 勘違いしていたか??

このような流れで考えまして、奥の露天風呂へ突撃です。

さて・・・また・・・
素足で、膝近くまで埋まる雪の中を勢いよく湯船まで走る!
今度はかなり距離が長い!さっきより遠い!!
よし、やっと着いた!!

・・・湯気が無い・・・・。
足をちょっと入れてみよう・・・。
104
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内湯まで大至急逃げろーーーーー!!!!!!!

凍てつく温度の池に素足を入れ、そのままの素足で雪の上を走り抜ける全裸の男。
他の人が見たらさぞかし奇妙な光景でしょうねぇ~。
しかし、本人は必死だったんですよ!
危うく遭難するところでした・・・。

結果として、冬場は露天風呂閉鎖ってことでいいのかもしれません。
内湯は素晴らしいですよー。
かなり強いアルカリ泉です。肌がツルツルになります。
そして、温泉好きな人にとってはとても良い香り。温泉の香り(硫黄臭)がけっこう強いです。

ここ、良いのは温泉だけじゃない。
管理人さんの人柄も良いです。
実は、温泉女がここにiphoneを忘れていったんです。
脱衣場に。
忘れ物に気付いた時はもう占冠まで車を走らせていまして、この山道を夜な夜な戻るのは大変なことでした。
次の日も仕事だし・・・。
結局、電話を入れ、着払いで送っていただきたいという連絡をしたところ快く承諾いただけました。
2日後に届いたのですが着払いではなく元払いで送っていただけていました。
中にはiphoneと一緒に手紙が。
「料金はけっこうです。また機会ありましたら寄ってくださいね。」という内容だった。
ただの日帰り入浴客にこんな手間と無駄な経費を出さしてしまい申し訳ないと思う一方、
このように手紙まで入れていただいた心遣いに深く感謝しております。
今度はお礼がてら、ぜひ泊まりに行きたいものです。
札幌からはなかなか行きにくい場所ではありますが・・・。

個人的評価
★★★

オソウシ温泉 鹿乃湯荘
北海道上川郡新得町屈足オソウシ
0156-65-3338
日帰り入浴 600円 (10:00~20:00)
1泊2食 8,000円~