【硫化水素事故により、休館しています】 雌阿寒 オンネトー温泉 景福
2012.05.27



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オンネトーは日によって色が変わる神秘的な湖。
この湖のすぐ近くにある、オンネトー温泉景福に行ってきました。

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この近辺には温泉宿が3軒あり、どこも素晴らしいお湯という話をよく聞きます。
駐車場に車を停めて外に出るとすぐに濃い硫黄臭(硫化水素臭)が感じられ、温泉への期待度が高まります。

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早速建物に入り、フロントで入浴料1人300円を支払います。
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フロント横には薪ストーブが。
もう6月になるというのにこの地域はまだ寒い時間帯があります。
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赤塚不二夫さんも訪問されたようです。


奥に行く内湯の出入り口と混浴露天風呂の出入り口があります。
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(内湯出入り口)

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(混浴露天風呂出入り口)

内湯は基本的に男女別ですが、女性用の風呂から男性用の風呂に入ることができるようになっています。
男性湯に誰もいないときは女性は入っていいというルールのようです。

女性用内湯はこちら。
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美しい色合い。
透き通っていますが、青緑色の印象も受けます。
湯船の左底は男湯と通じていて、そちらの方からお湯が流れてきます。
板目の床と綺麗な白色の湯船の底。
とても落ち着く雰囲気の内湯です。

男湯はこちら。
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こちらもまた美しい。
湯船の中はお湯の色と床の岩の色がとても幻想的な色合いで、
まるで、エメラルドやサファイヤがちりばめられた宝石箱のような不思議な美しさを感じます。
窓からの光の入り加減もこの絶妙の色合いを表現させているのかもしれません。
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男湯の足元は大きな岩でできた床と、その間に小さな砂利が敷かれていまして、
砂利の隙間から源泉が自然湧出しています。
足元からの自然湧出温泉は非常に珍しく、
どこか遠くでボーリングしたものを汲み上げ、管で流して届けるということをしない分、
直接出ている源泉はもちろん鮮度が最高に良いです。
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足元から出る源泉の他に、もう1本源泉が入ってきています。
こちらは温めのお湯。
こちらも同じ足元から出てきているものですが、温すぎる部分を管で抜いて温度が下がりすぎないようにしているものだと宿主さんが言っていました。
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温度が適温の場合や温い場合はこのように管の向きを変えることができます。
このお湯を手に取り、香りを嗅いだところ、
むせ返るほどの灯油のような強烈な匂いが鼻につき、源泉の新鮮さと濃さを感じることができました。

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この湯船、このお湯、本当に美しすぎて惚れ惚れしてしまったため、写真を大量に撮ってきてしまいました。
でも実際には写真では表現できないほどの綺麗さがあります。

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水中で撮った写真が上の2枚。
この泉質は、白濁する硫黄泉なんです。
しかし、白濁せず透明のまま。
この種類のお湯は最初は透明なお湯ですが、
時間がたつと(空気に触れて劣化すると)白く濁ってくるんです。
ここのお湯は白濁する前にどんどん新しいものに入れ替わるため、この透明度をそのまま保っているとのことです。
そういえば以前に五色温泉の記事を書きましたが、湧き出たところ(五色温泉花畑源泉)のお湯は透明ですが、湯船のお湯は白濁色でした。
湧いた時点ではこんなに透明で美しいものなのか・・・と、感じさせられます。

そしてここのお湯、まだ不思議なことがありました。
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この2枚のタオルですが、
左がグレー。右が黄色です。
左はここの温泉のお湯をかぶったもの。右はお湯に触れていないものです。
同じ色だったのに、なぜこんな色に変色してしまったのでしょう。
何かの科学反応??
よくわかりません・・・。
ちなみにこの黒ずんだ色は、乾いたら元の黄色に戻りました。
泉質は含硫黄-マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
とても濃い泉質です。


男湯の右手(女湯と逆側)には窓があります。
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この窓からも混浴露天風呂に出ることができます。
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混浴露天風呂は女性用と男性用の間の一部に仕切りがあり、混浴が苦手な方も安心して入れるようになっています。
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(男湯と女湯の仕切り)

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こちらは女性用出入り口から見た露天風呂の様子。

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男性用出入り口から見た場合はこのようになっています。

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湯口は見えるところでは2か所発見しました。
どちらも女湯出入り口周辺からみつけたものですが、この大きな露天風呂を維持するためには他にも大きな湯口があったと思われます。

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この露天風呂の大きさはかなりのもので、20~30人くらい入っても全く問題ないほどの広さです。
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こちらのお湯も美しいとしかいいようがない色合い。
内湯よりは若干白濁して白い湯の花も舞っていますが、この青っぽい色合いが素晴らしいです。

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午前4時から6時までの間に清掃しているようで、その時にお湯を入れ替えているので午前中は色合いが薄く、
午後になると白濁色が濃くなってくるようです。

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混浴露天風呂の水中画像。
内湯よりは白いのですが、これもまた美しい。

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お湯が廃棄(掛け流し)されている場所。川のように大量に流れていました。

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景色も開放感があり、言うことなしです。

ここはぜひ宿泊してじっくり入浴したい温泉です。
これ以上ないほど素晴らしい温泉だと感じます。
ここは極上のお湯。最高の温泉です。

個人的評価
★★★★★

オンネトー温泉 景福
足寄郡足寄町茂足寄162-1
0156-29-7370
日帰り入浴 300円 (10:00~20:00)
1泊2食 6,500円
素泊まり 4;000円

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2012.06.30 再訪問、宿泊してきました。
http://onsen.weblog.to/archives/10930351.html
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