和琴温泉 三香温泉
2016.03.19~03.21 2連泊


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以前にも泊まったことがある三香温泉。
施設やお風呂の写真は前回の記事を参照してください。
http://onsen.weblog.to/archives/38660025.html

なかなか訪問する機会が取れなかったのですが、とても気に入っていた宿なので今回は連泊で。

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建物入り口の景観が素晴らしい。いい雰囲気です。
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中も以前から変わらずレトロな雰囲気で素晴らしい。
タバコはこのロビーで。部屋は全室禁煙です。

15時のチェックイン時間とほぼ同時に入り、同級生の温泉友達とこのロビーで1本目の缶ビールを開けているとすぐ、
夫婦で年に数回訪れるという常連の " I さん " がいらっしゃいました。
大きめのクーラーボックスをこのロビーに置いてチェックインを済ませていました。
と、いうのは、夜は部屋ではなくここで飲むのが三香温泉の習わしだとか(?)。
この時期は雪がまだあるので、日帰り入浴の時間が終わったら露天風呂へ続く道のところにビールを埋め込むのもアリということでした。(これもIさん談)
しかし、まだそこまでのことはできず今回は2階にある自分の部屋の窓の外(屋根)に出してお酒類を冷やしたのでした~。

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露天風呂でゆったりして仮眠をとり、長旅の疲れを癒してから夕食。
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野菜類がメインの手作り料理。
どれも味付けが上手。
普通のポテトサラダに見えるものも、普通じゃない。
何が普通じゃないのかわからないけど旨い。
肉じゃがの「じゃが」が旨い。北あかりを使っているそうです。
崩れやすい品種なのに崩さずに煮て、それでいてトロリとした食感。旨い。
そして、帆立がデカい!
前回もそうでしたが、丸ごと出てくるのが豪快です。
しかし残念なことに昼食が遅れたため、あまりお腹が減っていなかったので酒を飲んでツマミにしただけで
米までは食べることができませんでした・・・。
おかずはほぼ完食です。

食後はまたあの広い露天風呂に浸かってからお酒の時間。
ロビーで。
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Iさんの他、
本州からいらっしゃった、娘さんとの2人旅をしている上品なご婦人が話に加わってくださり、
また、宿のご主人も加わったため大いに賑わいました。
この夜の飲み会(?)は23時前には閉店ガラガラ。
早めの撤退には訳がありました。
「明日はもっとすごいことになるから今夜はこのへんで。」
という、ご主人の言葉からこうなりまして。
何しろ、年間20回は宿泊している大物(?)が来るとか。
どんなゴッツイ親父なんだろー!?と思いながら就寝。


朝はあっさりと。
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朝だから、あっさり。あっさりね。
おいしいキンピラに癒されます。
ご飯は2杯。当然です。
味噌汁旨い!

朝はロビーの窓の外に小鳥やリスがたくさんきます。
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エゾリスです。
コーヒー飲みながら小動物を見るのもいいものです。
ご主人はこの日、クマゲラを見かけたとか。
激しい音でガツンガツンと木を突いていたそうです。


さて、連泊していますが特に予定はないんです。
と、いうことで犬の散歩・・・。看板犬の名前はキンタ。
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朝7時前に他のお客さんが散歩に連れて行っているのを見ました。
自分たちもご主人に許可をいただき和琴半島まで散歩。
顔の肌を切るかのような冷たい強風に煽られながらも和琴半島の露天風呂まで辿り着けました。
キンタはそんな強風なんておかまいなし。
そして、散歩に連れて行っている人間にも全くおかまいなし。
何度呼んでも振り向いてさえくれねーし・・・・。
キンタは散歩が大好きなようで、綱をどんどん引っ張って前に進みます。
ここを曲がったら宿だよ!という所に辿り着いた時は他の道へと引っ張られ、宿へ戻らないよう違う方向へ向かおうとしていました。キンタ、本当に帰りたくないんだなぁ~。散歩好きなんだなぁ~。と感じました。
なんとかキンタの小屋前まで連れてきたところで
「クゥ~~ン」と鳴く・・・。まだ散歩したいよ~~~~ということですね・・・。
かわいいヤツです。でも疲れたからおしまいだよ~~。

散歩の後は砂湯の方までお土産の買い物。
ちょっとコタンの湯にも寄りました。

宿に戻るとロビーに男性2名と宿泊者用の建物に女性1名のお客さんが。
年間20泊するという、ゴッツイ親父です!!
と・・・・想像していたのですが、
いかにも「いい人」という軟らかい雰囲気を持った男女3名の方々でした。
聞いていた話からの想像では、真っ黒に日焼けした声のデカい68歳くらいのデブ親父を勝手に妄想していたんですけどね。

そちらの奥様からはわざわざ挨拶をいただき、恐縮でした。


昼食は昨日買っておいたカップラーメンでOK!
宿のご主人にお湯をお願いすると、沸くまでの間に女将さんがおにぎりを用意してくれました。
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カップラーメン&おにぎり
最強のコンビです。
ありがたく、おいしくいただきました。

昼寝して露天風呂にいくと・・・
ゴッツイ親父!! 改め、超常連のMさんがいました。
気さくに話しかけていただいて、いろいろな温泉地の話を聞くことができました。
温泉好きな者にとって、とても有益な情報ばかりでした。
それと、
「日本酒を一升瓶で3本も持ってきているので手伝ってくださいね」
とのことでした。
" 明日はもっとすごいことになるから今夜はこのへんで。 "
というのはこれですよねぇ~・・・。

夕食の時は、
「お酒など持ってきているものありましたらご自由にお持ちくださ~い」
とご主人が言ってくださるので今夜も持ち込み~。
日本酒は一升。ワインボトル1本。ビール多数。缶チューハイ数本などなど。
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今日のおいしい夕食(オツマミ)はこちら。
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北の勝・搾りたて という、冷やして飲むお酒は持ってきていたのですが
この料理を一口食べると熱燗を飲みたくなり注文。
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北の勝です。たぶん北の勝の大海というやつ。(だと思う)

超常連のMさんと昨日からこちらと同じく連泊しているIさんは同じテーブルで夕食を。
常連仲間なんですね。
そして、夕食後のロビーは私達も加わり宴会モード。
この日はやはり、けっこう遅くまで。
この宿は全部で4部屋ですが、
「けーじチーム3名(ワタクシです)」・「Iさん夫妻」・「Mさん夫妻」・「Mさんの友達」
というように4部屋とも埋まっているのですが、この4部屋全部のお客さんがロビーにいる状態でして、他のお客さんの迷惑を考えなくても良い状況でした。
宿のご主人も加わっていただいて一緒に飲んでいただきました。
ここでもいろいろな温泉の話を聞かせていただき、勉強になった・・・・・・・・・はずですが、お酒のせいで記憶がどこかへ~~~~~。
まぁ、こんなこともあります。楽しけりゃOK。一部覚えてなくてもOK。

酔ったのでみんなまだ宴会しているのに、先に寝てやったぜ~~い。(たぶん1番先)

朝飯も元気に食えたぜ~~い。
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また味噌汁旨かったぜ~~い。
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チェックアウトの時は宿のご主人の他、IさんとMさんにお見送りいただきました。

Iさん、美瑛まで無事帰れたかな~?
Mさん、朝ごはん食べれてなかったけど大丈夫だったかな~?
などなどの思いを残しつつ撤退。

料金は1泊2食7,500円。
入湯税や消費税、もちろんサービス料もこの料金以外に一切かからず、
北海道でよくありがちな暖房費というようなくだらない料金も取らない。
熱燗は1合250円という良心的な金額。
全体を通してお客さん本位な宿だと思います。
ここを愛する常連さんが多いのは誰しも理解できる宿ではないでしょうか。


帰りは帯広のカレー屋、インデアンへ。
ここは三香温泉の常連さん達から噂を聞いてやってきました。
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カレー旨い!
カツカレー最高!!


個人的評価
★★★★★

三香温泉
北海道川上郡弟子屈町屈斜路391-15
01548-4-2140
日帰り入浴 400円(9:00~20:00)
1泊2食 7,500円~