いわない温泉 高島旅館
2021.5

岩内にある源泉掛け流し100%の温泉宿。
ここは予約が取りにくいことで有名な宿です。(特に土日は)

昔々、若いころ・・・約20年前ですが、
島牧村の高島旅館というところに泊まったことがあります。
温泉なし。お風呂は銭湯よりずっと小さい湯船が男女各1つずつあるだけ。
それなのに大人気な民宿(?)がありました。
そこに行ったきっかけは、
当時、実兄が旅行代理店に勤めていまして、
旅行代理店としてはお客さんには「いい宿」をおすすめするのが本来ですが、
島牧の高島旅館は「いい宿過ぎ」のため、一般客で混んでしまって自分たちが泊まれなくなることを避けるため、普通のお客さんには紹介しないという宿だったという話です。
とにかく、メシが旨い。すごい量の魚介が出てくる宿でした。


その島牧の高島旅館は今は閉めておりまして(女将さんはまだそちらに住んでいる)
今は岩内で高島旅館を温泉宿として営業しています。

さて、いわない高島旅館は岩内の漁港から岩内高原方面へしばらく登ったところにありまして
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途中で看板が出ているのでわかりやすくなっています。

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岩内の高島旅館もしばらくぶりの訪問。
ちなみにこちら、日帰り入浴はやっていません。宿泊者のみです。

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入ると、洋風な雰囲気。
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ロビーには自動演奏のピアノが。

部屋は13部屋のみ。こじんまりとしています。
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普通の和室。

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冷蔵庫には冷やされたグラスのみ。
ちなみに、夕食時もお酒類持ち込みOKです。

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洗面所・トイレ

きれいに清掃されています。
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お風呂はこちら。

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内湯1,露天1,サウナ1
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露天風呂からの景色は・・・森のみ。
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癒されます。

ただ、源泉掛け流し100%で加水もされていないので
とーーっても熱いことがあります。
近くにシャワーがあるのでそれで加水してもいいようですが、
激熱なときはしばらく時間がかかります。

風呂上りは~
ロビーにこんなものもあります。
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セルフでクラフトビールを。
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いろいろ種類がありますが、「本日のクラフトビール」というものが4種類表記されていまして、
飲んだら自分で飲んだ杯数を書いておくと清算時に加算されるというシステム。
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ロビーから出られる、テラスで飲むのもいいかもしれません。



これ目当てで客が来るという、高島旅館の夕食はこちら。
すごい量が出ます。
夕食は部屋食。朝食は1階のレストランです。

まずは食前酒。
食前酒って、お猪口みたいなやつで出てくるのが普通ですよね。
ここの食前酒は
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ハーフボトルで出てきちゃいます。
ワイン以外でも日本酒など、種類が選べます。

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刺身は帆立・北寄・ボタンエビ
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島牧の女将お手製の鰊漬け
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毛ガニ、1人半身。ミソがぎっしり。
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ナマコ酢

さて、ここから本番。
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アワビ・青つぶ・肉厚な椎茸
アワビも青つぶも当然活きています。

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鍋の具材。
こちらにもアワビ。
白貝や大きなアサリ、カニやソイ、地物のマスまで入っています。
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具材を鍋に放り込みます。
焼き物もそうですが、アワビが激しく暴れます。
かわいそうだけど、新鮮なものをすぐに食べる。
これが1番おいしい食べ方。

さらにアワビがきます。生の活きたままのアワビです。
丸ごとかじって食べる or スライスしてもらう
どちらかを選びます。
おすすめは丸かじり~とのこと。
断る!! 怖い!! 断る!!
そして、お腹いっぱいになってきているので、ちょっとずつ・・・。
という、小心者のワタクシ・・・・。
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綺麗にスライスしていただきました。

さらに!!
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ヒラメちゃんですね~。
活き造りですね~
口がカパカパしています。
大量のヒラメ刺身。
食べきれないので鍋でしゃぶしゃぶにしてみたり~それでも多すぎた・・・。

あとは、刺身スライスしてもらったアワビの肝
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これまた旨い。

この時点で満腹を通り越していました。
というか、飲みたくなる食材ばかりなので酒類でお腹がいっぱいになってきているのかも・・・?
もう食べられないよーーーーーと思っている時に、
焼き魚とご飯です。

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「もんけ」という魚の塩焼きで、
食べてみるとソイとキンキの間のような味。旨い!
お客さんの中にはこれが目当ての人もいるとか。

っていうか、これ目当てって・・・これが出るまでに満腹になるのが普通では!?と思ってしまった。
こんな満腹で、米なんて食えねーよ!!
と思いつつ、お櫃を開けると
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キラッキラの食欲をそそるご飯が入っていました。
「お腹いっぱいだから、ちょっとだけだよ?ちょっとだけだよ??」

・・・・お櫃全部いただきました。
いや~~~旨かった。米まで。
その時に、鍋の汁を飲んでみたんですけど、
アワビや白貝、アサリなどなどから出たダシが最高にうますぎて米までイケてしまいましたよ〜〜

〆はメロン
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ここの料理は油と砂糖を一切使用していないそうです。
体に良い食事。健康的な食事。

でも・・・お酒に合う、飲みすぎてしまう食事。
おいしすぎて食べ過ぎてしまう食事。
不健康な食事…!?
自己責任ですねぇ…。


夜もまったりと温泉三昧。
他にお客さんがいないので、人のことを考えずに加水しちゃいます。
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内湯には水を出せる蛇口が。露天にはホースの長いシャワーで加水することができます。
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源泉そのまま。触ると熱いです。

夜、風呂上りのロビーにはこんなものが。
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自家製ガトーショコラ
食べてみましたが、めちゃウマ。
とても濃いチョコの風味。
売ってたら買って帰りたいレベルでした。
めちゃウマ。めちゃウマ。

夜の岩内は星も綺麗。
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体が火照ったら1階のテラスにも出ることができます。

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そこからの星も綺麗です。癒されます。

ちなみにこちらは朝4時過ぎのテラスからの景色
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朝焼けもいい感じです。

朝食はこちら
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小鉢ものもすべて手作りとのこと。
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こちらは朝採れたイカの刺身。
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ホッケも旨い。
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この卵は帰りにフロントで販売もしています。
6個で800円の卵。高級な有精卵です。
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イチゴが3個ありましたが1つ食べちゃった後の写真です・・・。

朝食も非常に満足。不満点はありません。

食後のコーヒーは食事をしたその場でもいいしロビー(またはテラス)でいただけます。
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帰り際にフロントで、朝食時に出た卵や地元のパンが販売されています。
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パンとシフォンケーキをいくつか買って帰りました。

帰りは、見えなくなるまで手を振っていただく、心のこもったおもてなしの宿でした。
他でもこのように、見えなくなるまで手を振っていただける宿はありますが、
1つだけ、「ん?」と思う部分がチェックインした時の昼間にありました。
それは、日帰り入浴をやっていると思って来てしまったお客さんへの対応です。
「日帰りはやっていませんので」と、帰ってもらうのが普通ですが、
ここの従業員さんは、そのような人にも外までお見送りして、
深くお辞儀をしていました。
廊下ですれ違う時なども、このようなおもてなし・接客精神の心が感じ取れました。
「ここはただ料理がすごいだけで混んでいるわけではなく、従業員さんの感じが良いから来ているんだ」
というのを思い知らされました。
高島旅館は今で4代目らしいのですが、代表の高島さんも偉そうな雰囲気など微塵もなく、
とても感じよかったです。
ぜひまた泊まりたい宿です。(困ったことに泊まりたい時はいつも満室ですが・・・)


注意点
クレジットカードなど使えません。現金のみです。
予約は宿への直接電話予約のみ。


個人的評価
★★★★★

いわない温泉 高島旅館
岩内郡岩内町野束505

0135-61-2222

日帰り入浴 なし

1泊2食 おまかせプラン 2名1室の場合 1人19,000円