虎杖浜温泉 民宿500マイル (こじょうはまおんせん みんしゅく500まいる)
2012.04.29 宿泊



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白老町、民宿500マイルは今回で3度目の宿泊になります。

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* 以前の500マイルの記事はこちら
2011.10.8 宿泊
http://onsen.weblog.to/archives/221187.html

2011.11.26 宿泊
http://onsen.weblog.to/archives/977048.html
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毎回思うのですが、ここほどコストパフォーマンスが良く、満足度の高い温泉宿はなかなかないでしょう。
民宿ということで宿泊・お風呂には手間をかけずにお客さんに任せっきりの所があるのですが、そこがまた良い。

<< 500マイルのルール >>
・ 布団は各自で敷く。
・ お風呂は3つの貸切風呂のみ。特に制限はなく、各自で空いている時に好きなだけ入れる。
・ 食事は部屋食だが、食べ終わったら各自で食器を部屋の外の廊下へ出しておく。ご飯のおかわりは1階の厨房に行ってもらってくる。
・ 酒類は道を渡ったところのコンビニ等で各自用意する。
・ 食後のコーヒーなどは廊下に出ているインスタントコーヒーを勝手に飲む。

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宿側としてもこのシステムにより手間をかけずに済む部分もあるのだろうが、
泊まっている私達からすれば細々と面倒なやりとりも何もなく、休暇の大事な時間を自由に過ごさせてくれる最高の宿です。

手間をかけないというのは言い方が悪いかもしれない。
チェックインの時もチェックアウトの時も女将さんは気持ちの良い笑顔で声をかけてくれていますし、料理も漁師の母さんが作る手作り料理のような雰囲気ですが、すごい品数を用意してくれている。

このブログは温泉のブログなので、風呂以外のことは割愛している部分が多いのですが、
500マイルに関してはどうしても料理の画像をたくさん掲載したくなります。

以前にも2度掲載している宿なのですが、また同じ料理がありますが、全部載せたい・・・。
こう思う自分が存在するということが、本当に自分が500マイルのファンになってきているんだなぁ~と実感するところでもあります。

では、勝手ながら料理の画像を先に並べさせていただきます。
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まずはこちら。
チェックインして軽く風呂に入ってゆっくりしていると、夕食の前に出される毛蟹。
ここのカニ、身がギーッシリ詰まっていて旨いんです。
風呂上りのビールのツマミにすると、この上ない贅沢感に浸れます。

カニを食べ終わってしばらくゆっくりしていると夕食の時間。
夕食は18時が基本です。

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今日の小鉢は、北寄(ホッキ)と数の子と山菜の和え物。
500マイルの隣町である苫小牧はホッキが名物なので、地物のおいしいものを食べれるのは幸せですよね。

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鮭のチャンチャン焼き。
甘味噌の味付けが絶妙。
前回訪問した時の朝食では、この味の味噌が大葉に巻かれて揚げられた状態で出てきていました。
ご飯によく合い、そしてボリュームもある一品です。

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刺身盛り合わせ。
サーモン・甘海老・水ダコ、カツオタタキ。
刺身の下に敷いてある野菜は自家製のものです。

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イカのしゃぶしゃぶ。
軽くお湯をくぐらせて、丸くなったところでタレをつけて食べます。
添えられている海藻も一緒にしゃぶしゃぶして、色が緑になったところで食べるとウマイ!042
海鮮玉子豆腐。
エビ・ホタテ・ウニなどが入っている。

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タラの煮つけ。
味加減が絶妙。旨い。ご飯がすすみます。
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どれも高級料理というものではありませんが、おいしいんですよねぇ~。
「美味」というより、「うまい!」という種類の感じ方です。(わかりにくい・・・?)
漬物の盛り方なんて、見た目からしてテキトーな感じですよね。
ドバッと入れて、さっさと持ってきた感じです。
でも、これがまたいいんです。どうでもいいような盛り方でいいんです。
なぜなら、そういう細かいことなんてどうでもよくなる程の満足感を先に与えられてしまっているからです。
ご飯が大きい器にドッサリと・・・。
でも、これもいいんです。
おかず、こんなにあるのに食べきれない・・・・と思っても、おかわりしちゃうんです。
行けばわかります。食べたらわかります。
ウマイんです。煮魚もチャンチャン焼きも、ご飯によく合う加減の味付けになっているので米がすすむんです。
500マイルに行ったことがあって同じような気持ちになってくれる人、きっとたくさんいらっしゃるのではないかと思います。


さてさて、肝心の温泉の画像も掲載しておきます。
以前に掲載したものと何ら変わりはありませんが、春の海と一緒に写っている貸切風呂の画像を並べます。


内湯。
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アルカリ性の硫化水素泉が大量に掛け流されている。
ここは自家源泉で、とても新鮮な湯が引かれている。


海の見える内湯。
露天風呂も素晴らしいのですが、泉質はこちらの方が風に当たって汚れていない分だけ良い。
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蛇口から大量の源泉を注ぐことができる。


露天風呂。
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春の景色が広がる露天風呂。
海の色も冬より綺麗に見える。

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写真で見てもわかりそうなくらい “とろみ” のあるアルカリ性のお湯。

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夜の露天風呂も素晴らしい。
冬以外は露天風呂も24時間入ることができる。
(内湯は冬場でも24時間入浴可)

夜、この露天風呂でビールを飲むというのも最高の贅沢だと思います。
源泉掛け流しの貸切露天風呂。海の真ん前。
波の音を聞いているだけでも気持ち良いです。

この日も遅くまで何度もこの露天風呂に入ってから就寝。
起きてからのお楽しみは朝食です。


朝食は朝8時から。
こちらも夕食と同じく部屋食です。
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真サバ。
ノルウェーサバかと思うほど脂がのっている。

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タラコ。普通のたらこと醤油漬けのものの2種類出していただけた。
おかずは、これだけで十分なほどおいしい。

虎杖浜はタラコの有名な産地です。
普通、たらこはアラスカ産などのスケソウダラの魚卵を冷凍したものを日本で味付けしてタラコとして出荷するのだが、「虎杖浜たらこ」は前浜で取れるスケソウダラから採取される国産たらこ。
日本屈指の名産地として知られています。
ちなみに博多明太子は、タラコを辛口の味付けにしたもの。
博多でスケソウダラは捕れません。

さて、話が脱線してしまいました・・・。

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わかめ(?)の煮つけ。
甘辛く仕込まれています。

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ほうれん草。上に乗っているのは自家製の海苔でしょうか。
この海苔はとても味が濃く、旨味が強い。

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海藻とネギの和え物。
「マツモ」という海藻だと思います。
これも旨いです。
あっさりとして、それでいてシャキシャキとした良い食感でいて旨味も強い。
多めのネギとの相性も抜群でした。

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椎茸のバター焼き。

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大盛りご飯とカニ汁。
夕方出されるカニの、剥きにくい部分は適当な大きさにカットされて朝食の汁物に使うようです。
食べにくい部分でもダシはもちろんしっかり出ますのでおいしいです。
カニの甘さ&旨味が詰まった味噌汁でまたご飯をおかわりしてしまいます。

ご飯の後も、もちろん温泉へ・・・。
今回は6回も温泉に入ってしまいました。
温泉へのこの貪欲さは誰にも負けないと自負しております。
帰り際、女将さんに
「温泉たくさん入れたか~い?」
と、笑顔で聞かれ、
温泉好きだということがバレているのかと思いました。
(そういえば前回も言われました・・・。)

この女将さん、明るい方で、
帰り際、運転中のオヤツを部屋に忘れて戻ろうとした時も、
「いいものは忘れて行っていんだよ~?」
と、冗談交じりで言われたり・・・。
とても感じのいい女将さんです。

連休の時などは混み合ってなかなか予約が取れないかもしれませんが、行ったことのない方は早めの予約でぜひ1度は行ってみていただきたいところです。



個人的な評価
★★★★★


虎杖浜温泉 民宿500マイル
北海道白老郡白老町字虎杖浜2-4
0144-87-2682
1泊2食 7,700円~8,900円 チェックイン14時・チェックアウト10時。
1泊1食(朝食付き) 3,500円
湯治・連泊・シニア割引あり
日帰り入浴(家族風呂) 1家族2,000円

貸切風呂 内湯2 露天1
加温無し・加水無し・源泉掛け流し100%
(ただし冬場は露天風呂のみ加温)

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* 以前の500マイルの記事

2011.10.8 宿泊
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2011.11.26 宿泊
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