大雪 十勝岳温泉 凌雲閣 (りょううんかく)
2012.03.18



凌雲閣は北海道で最も高い位置にある温泉宿です。

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標高なんと1,280mという高所であり、周りが十勝岳連峰の山岳地帯になっているので露天風呂から見る景色は絶景。
この絶景も素晴らしいのですが、泉質の素晴らしさでもとても有名な温泉です。

内湯は男女とも、似たような造りになっていまして、2種類の温泉とサウナがあります。
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(サウナと男性用内湯。大きな岩が湯船に置かれている。)


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(女性用内湯。男性用にも同じ透明湯がある。)

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(鉄鉱類のような物質がびっしりと張り付いている。)



源泉は、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉(茶色) 酸性(透明)の2本が自家源泉として引かれていまして、
茶褐色の方のカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉は見た目も泉質もとてもインパクトのあるものです。

茶褐色のお風呂にタオルが少しの間だけでも入ってしまうとこうなります。
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右側のタオルが湯船に入ってしまったものです。
左側のタオルは、色の違いをわかりやすくするために白色のタオルを並べてみたのですが・・・
実は右の黄色のタオル、元は緑色をしていたんです。
一度湯船に入ってしまっただけでこのような黄色が染み込んでしまいます。
湯の花というものを通り越して、強烈な沈殿物・浮遊物というレベルのものです。

もちろん、体・肌にもとてもいいようでして、少し湯船に浸かっているだけで肌のスベスベ感が感じられます。
お湯は特に強い味は無く、鉄鉱の風味だけが感じられる重い感触のものでした。
短時間の入浴でも体に疲れが出るような気がしてしまうほど濃い温泉。
肌が鉄鉱成分に包まれるようなこのお湯。素晴らしく感触が良いです。

透明湯の方は、見た目は普通のお湯にしか見えないので
鉄鉱がついた肌を流すためのお湯かと思ってしまいますが、これも100%源泉の酸性湯。
こちらも逃さず入ったようが良いでしょう。


ここには十勝岳連峰を見渡せる絶景の露天風呂があるのですが、この日は残念ながら天候に恵まれず遠くを見渡すことができませんでした。
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(男湯)

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(女湯。2つの露天風呂がある。)

段々と雲行きが怪しくなり、風呂を出るころにはこの露天風呂自体が雲の中に入ってしまいました。
これも標高の高いこの温泉ならではの光景です。

この日の女湯露天風呂は残念ながら温度が低すぎて水のような温度でした。
まぁ、このような素晴らしい温泉には必ずまた行くはずなので露天風呂はまた次回のお楽しみということで・・・。

泉質とこの絶景、本当に素晴らしいものです。
ここはぜひ、1度は行っていただきたい温泉です。

個人的評価
★★★★★


十勝岳温泉 凌雲閣
北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
0167-39-4111
日帰り入浴 800円 (8:00~20:00)
1泊2食 9,500円~