奥美利河温泉 山の家 (おくピリカおんせん やまのいえ)
2012.06.02



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今金町営の温泉施設。
長万部方面から山へ30分ほど車を走らせなければいけない、けっこう運転が大変なところにありますが、
それでも行ってみる価値が十分にある温泉でした。

上の写真の通り、山奥のロッジのスタイルです。
左側の建物が温泉にはいる脱衣場で、その右手奥に見えるのが宿泊棟になっています。

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(宿泊棟。日帰り入浴受付等もこちら。)

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宿泊棟に管理人さんが居まして、そこで日帰り入浴料金1人300円を支払う。
日帰り料金も安いですが、宿泊料金もかなり安いですねぇ~。

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料金を支払った後に温泉脱衣所の建物へ。

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脱衣所入口には網戸があります。
これだけ山奥だと虫の数もかなり多いんでしょうね。
そういえば内湯は蚊取り線香が焚かれていました。

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清潔に清掃されている脱衣場。

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源泉名 : 奥美利河温泉
「奥ピリカ」とは普通は読めませんね・・・。

着替えたら早速内湯へ。
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(女性用内湯)

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(男性用内湯)

内湯は男女別になっていまして、露天風呂は混浴になっています。

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透き通った無色透明の源泉が流れています。
お湯の温度はかなり温め。
源泉温度が低すぎるため冬場は湯温が低くなりすぎるため5月~10月のみの営業です。

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内湯から露天風呂へ・・・。

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広大な大露天風呂。
こちらは女性用出入り口からの撮影したものです。
左手には男性出入り口から見えないように衝立があり、女性でも入りやすくしてあります。
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(左が女性用出入り口。右が男性用出入り口)

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お湯は完全無色透明で澄み切っています。
泉質は単純泉。嫌みのない肌触りですが温泉としてはしっかりした泉質のようで、
日々温泉を浴びている岩はしっかりと浸食されていました。
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宝石を発掘したかのような綺麗な石。
このような綺麗な結晶になった石が露天風呂にはたくさん見受けられました。
表面に出ている石は綺麗に見えるのですが、
露天風呂底面の方には大き目な砂利が敷き詰められていまして、これがけっこう歩くときに痛い・・・。
足ツボマッサージだと思って歩けばいいんでしょうけど・・・。でも、痛いです・・・。
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広々として開放感抜群。
山の木々を見ながら森林浴&温泉浴。
とても気分がいいです。
温泉は濃さが大事だと思っていたのですが、このような疲れないお湯にマッタリと浸かるのもとても良いことだと知りました。
そして、温度・感触がとても気持ちの良いお湯です。

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男性用出入り口付近から源泉が自然湧出しています。
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大量の源泉。
川??小さな滝??と思うほどの量。

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勢いよく流れてきています。

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ここが湯尻にあたる部分でして、源泉が川のように溢れ、廃棄されています。
大量な源泉、もったいない気もしますが仕方ないです・・・。

この温泉で中年のご夫婦と話を交わさせていただいたのですが、なかなかいい雰囲気でした。
まず先に男性が露天風呂に入浴されまして、手には大き目な手提げ籠を持っています。そして、発泡スチロールの板を1枚。
籠の中身はビールや漬物などなど。

おっちゃん : 「こんにちは~」
温泉女 : 「こんにちは~」
おっちゃん : 「ここ、よく来るんですか?」
温泉女 : 「いえ、初めてなんです~。」

と、差し障りの無い会話をした後に、

おっちゃん : 「今から女房来ます。これから宴会するんです!」
温泉女 : 「???」

おっちゃんは発泡スチロールの板の上に、籠の中身を広げていきます。
そこで奥さん登場。
広大な露天風呂に板を浮かべ、それをテーブルにして温泉入浴しながらビールを飲み、ツマミを食べ始める。
もうこの発泡の板、同じものを5年も使っていると言っていました。
この温泉に惚れて通っているとのこと。
このご夫婦は宿泊されるそうですが、混浴温泉で食前酒と前菜とは粋なものです。
この “宴会” を見たときに、本当に幸せそうなご夫婦だと感じました。
人生の楽しみ方を知っているんだなぁ~・・・・と。

今度、絶対宴会やります。本当にやります。
楽しそうで本当に羨ましい光景でした。

個人的評価
★★★★

奥美利河温泉 山の家
北海道瀬棚郡今金町美利河
0137-83-7111
日帰り入浴 300円 (8:00~19:00)
1泊2食 6,240円