支笏湖 丸駒温泉 (しこつこ まるこまおんせんりょかん)
2011.12.11 日帰り入浴




支笏湖畔にある大正時代から続く温泉宿。
ここには支笏湖に直接繋がっている天然露天風呂がありまして、
その時の支笏湖の深さによって天然温泉の深さも変わるという珍しいものです。
今日は約110cmの深さ。
深い時は150cmくらいにもなるとか。
場所は支笏湖いとう温泉のすぐ近くです。

さて、この秘湯を持つ丸駒温泉へは札幌から車で1時間程度で着く行きやすい場所なので
土日はけっこう混み合います。
日帰り入浴と食事がセットになったプランを目当てに大型バスで来る団体さんもいるようです。

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丸駒温泉正面入り口

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正面入り口から左手にある日帰り用の入り口。

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日帰り入口から入ると、話し上手な番台(?)のおじさんがいます。
ここで1人1,000円を支払い、廊下左手に進むと温泉があります。

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上は女性用内湯。
内湯は男3,女2あります。
男女とも同じような形状の湯船で、ガラス越しに支笏湖が見えるようになっています。
お湯はほぼ無色透明。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)(中性低張性高温泉) ≪公式HPから抜粋≫

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内湯からこの扉を抜けると展望露天風呂。

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写真は女性用展望露天風呂。男性用も同じように1つ展望露天風呂がある。

内湯と別の源泉で、やや黄色がかった鉄鉱泉質な香り。
ニセコグランドホテルの露天風呂と似た感触の湯質に感じられます。

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内湯からでも見える支笏湖ですが、もちろんこの展望露天風呂からは至近で見ることができます。

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飲用泉。
鉄鉱の香りと味がする。
鉄分が多いため一口目はやや酸味がかった味に感じるが慣れると飲みやすい味です。


さて、次は丸駒温泉の名物。支笏湖に繋がっている天然温泉。
一度脱衣場に戻ってから別の扉を開いて進みます。
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男性用はそんなに遠くはないのですが女性用はけっこう距離があります。

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奥に進んで階段を下りると・・・。

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自然のままの天然温泉。
まるで野湯にきたかのような雰囲気。
支笏湖と直接繋がっているというより、支笏湖に入っている気分になるかも?

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お湯は足元から湧き出ています。
支笏湖は透明度の高さが非常に高いのですが、この天然温泉も非常に透明度が高く、足元の石まではっきり綺麗に見えます。
“天然温泉”なので、周りの木から落ちてきた枯葉やゴミもお湯に紛れていて、
それもこの透明度のおかげではっきり見えてしまうのが難点ではありますが・・・。
そして、“天然温泉”なので仕方ないのですが、足元がかなりヌルヌルしていて滑りそうになります。
潔癖症の方はあまり好きではない所かもしれません。

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この天然露天風呂は、あえて“手を入れない”状態にして、自然のままの温泉を提供しているものだと思います。
このように自然のまま直にに湧き出た温泉で、しかも湖に直接繋がっているというレアな温泉。まさに秘湯だと思います。
しかし、個人的には展望露天風呂の方がいいなぁ~・・・・と・・・。

丸駒温泉とは関係のない余談になりますが、
「支笏湖トマリの湯」という野湯を丸駒温泉に入る前に探しまして、
丸駒温泉よりちょっと手前の山道を数十分歩きました。
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結果としては・・・・・。
熊が出たため撤退してきました。
熊は普段、人を襲う可能性は低い動物ではありますが、
もしものことがありますので野湯へ行く時などは十分注意し、危ないと思ったら早めに撤退しましょう・・・。


個人的な評価
★★★


支笏湖 丸駒温泉旅館
千歳市支笏湖幌美内7番地
0123-25-2341
内湯 男3,女2
展望露天風呂 男1,女1
天然露天風呂 男1,女1
貸切風呂 2 要予約 (入浴料金,宿泊料金の他にプラス2,500円で50分。たとえば、日帰り2名なら1,000円*2人分+2,500円=4,500円)