八雲温泉 おぼこ荘
2015.05.01



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見市温泉の近くにある、おぼこ荘へ行ってきました。
見市温泉は日本海側にありますが、おぼこ荘は太平洋と日本海の中間地点あたりにありまして、
噴火湾の海の幸をたくさん出していただける宿です。

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日帰り入浴は11時~21時。
宿泊の場合、朝8時半からは浴場清掃のため入浴できません。
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日帰り入浴の場合は入浴料500円。券売機で買ってフロントへ。
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フロント前にはレストランがあるので日帰り入浴の時でも昼食をいただくことができます。
周辺にはレストランなどが無いのでありがたいですね。


さて、今回はまた釣りのついでの宿泊ということで予約させていただきましたが、
宿泊プランは大きく分けて2種類あるそうです。
「宿泊会席」と「いろり料理」です。
最初、通常の懐石料理のプランで予約しましたが、
『「いろり」の席がほぼ埋まってきていますが、本当に囲炉裏にしなくていいですか~?』
という営業電話がかかってきました。
売られた喧嘩(?)は買わなきゃいけない。2,160円を上乗せして囲炉裏プランに変更しました。
さて、この囲炉裏プランはどうなんだろ~?と思いつつ、
ほぼ徹夜で釣りをしていたので、とりあえず温泉に入って部屋で寝ようかと。

フロントでカギを受け取り2階の部屋へ。
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清掃が隅々まで行き渡っています。
そういえば玄関から上がるときにスリッパが無かった。
スリッパ無しでも全く問題ないように廊下もきれいに清掃されているからでしょう。
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持ち込み用の冷蔵庫もあるのでありがたいです。

部屋で浴衣に着替え、早速温泉へ。
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内湯1つと露天風呂1つ。
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適温の源泉が掛け流しされています。
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内湯はナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・塩化物泉。
露天風呂はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉だそうです。

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露天風呂には内湯のドアから階段を抜けていきます。
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どちらも濃いのに心地よさが伝わってくる名湯ですね。
個人的には内湯の方がお湯は気持ちよく感じられましたが、露天風呂の開放感も最高です。

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目の前には鉛川が流れています。
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この川の音って心地よいんですよね~。
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さて、風呂から上がって仮眠すると・・・・・・・寝坊。
夕食の時刻を数分過ぎてしまいました。
急いで囲炉裏へ。
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先付類と鍋が出来上がっています。
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わらびは酢の物でした。
酸味と甘みの入った淡い味付けがされており、とてもおいしかったです。
タコは柔らかく煮付けてあり、これも酒のツマミに最高です。
写真以外にも噴火湾産ホタテの刺身が出てきていました。


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囲炉裏焼きの具材はこちら。
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十勝のナントカ牛・・・?忘れました。
塩味は薄目につけられていますが、
「タレ・ポン酢・そのまま」と3種類で味わえるようになっていました。
どれで食べてもとてもおいしかったです。
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噴火湾産活ホタテ、チカ、宗八カレイ

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椎茸、青つぶ、ホタルイカ、アスパラ、とうもろこし

このトウモロコシがとーっても甘くておいしかったです。
アスパラも皮の硬さが一切なく、とてもおいしい。

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特大ボタンエビ、鮭の麹焼き、活アワビ。
アワビは味噌マヨネーズのを付けて食べるとおいしいとのことで、半分はそのまま食べて残り半分は味噌マヨ味にしてみました。どっちも旨い。もちろん旨い。

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鍋はコーチン鍋。
フロントに名古屋コーチン普及協会の碑が置いてあったのはこのことでしたか。
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名古屋コーチン鍋はダシがとーーってもおいしい。
汁だけ延々と飲めるくらいおいしい。
少量の「きしめん」が入っていて、そのダシをしっかり吸っていた。もちろん旨い。
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シメに雑炊を作ってくれたのですが、当然のことながらこのダシでできた雑炊は「旨い」を超えて「絶品」でした。
最高の夕食でした。
魚料理でも刺身や焼き物・煮付けはどこでも食べることができますが、ここの料理は囲炉裏に特化して出すものを厳選していると思いました。
囲炉裏の火で鍋と海鮮焼き・・・なんて贅沢なんでしょう。

また、他の宿では
「うちは前浜の宿だから肉類一切出さないで全部海の物を出すの!」
っていうこだわりをするところも多いと思いますが、
おぼこ荘はそれに足し算をする料理内容で、旨い牛肉も出してくれました。
地物にこだわるより、お客様の立場・嗜好にこだわってくれたのがこの宿なんでしょうね。

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デザートもアイスクリームではなく、手作りのコンポートを出してくれました。
部屋に戻ってから酒を飲むので少ししか食べませんでしたが・・・。



翌朝も釣りの予定だったので酒を飲んで、あまり遅くならないうちに就寝。

朝は囲炉裏の隣のレストランで朝食。
朝食の時間は7:30~8:30。
8:30から浴室清掃なので食後のお風呂には入れません・・・。
日帰り入浴が11時からなので準備しなきゃいけないんですね。残念ですが・・・。

朝食はこちら。
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あっさりとした旅館の朝食といった感じです。
これにご飯とホタテ稚貝の味噌汁がきました。
一番上に写っている皿の中央にある「梅干し」は甘みが強く、柔らかいものでした。

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ドリンクはセルフサービスの飲み放題。
コーヒーやレモンティーもあります。
また、水もおいしいんです。
そして、連れの者がピッチャーに入った牛乳を飲んでみたのですが
温かい牛乳でした。
従業員さんが言うには、
「脂肪分が多いので温めて飲みやすくしています」とのこと。
普通の牛乳じゃないんですねぇ~。

食事がおいしすぎてお風呂についてあまり触れていませんが、
お風呂も最高でした。肌ツルツル。
とても肌に良い泉質でした。温泉に関しても最高の心地よさでした。

ここはまた、こちらに来る機会があったらぜひ宿泊してみたい宿です。
おすすめの一軒になりました。


個人的評価
★★★★★


八雲温泉 おぼこ荘
北海道二海郡八雲町鉛川622
0137-62-3123
日帰り入浴 500円 11:00~21:00
一泊二食 8,200円~
(今回の囲炉裏プランは10,854+入湯税でした)
チェックイン 15時 , チェックアウト10時